「保育園落ちた日本死ね」について現役保育士が思うこと

「保育園落ちた日本死ね」について現役保育士が思うこと

保育園落ちた日本死ね

このブログを読んで思ったことは、保活がそれほどまでに過酷だということです。特に首都圏や都市部では保育園に入れない待機児童がたくさんいます。
その一方で、田舎では定員割れしている保育園も多くあります。待機児童の問題というのは、主に都市部に限った話のようです。
でも、都市部だからこそ生活にお金がかかるし、夫婦で働く必要があるのかもしれないとも思います
また、結婚してから都市部に引っ越す人も多く実家が遠くて頼れないという夫婦も多く見られます。
いろいろな要因があって保育園のニーズが高いので、待機児童の問題が起こるのだと思います。
保育園の現場は、とても大変です。保育士としては、子どもの成長を日々感じられるのはとてもやりがいがあります。でも、大変なことが多いのも事実です。
まず、体力がとても必要です。毎日子どもに付き合って遊びますし、環境の整備やイベントの準備などで重いものを運ぶ機会も多いです。
また、仕事が終わってからすぐに帰れることはありません。残業は当たり前の職業です。保育室の整備や子どもとの活動の打ち合わせなど、仕事はたくさんあります。
保護者とのやりとりにも神経を使います。子どもの体調のことなど、保育において気をつけなければならないことを毎日聞きますし、苦情を言われることもあります。
保育士は、子どもの性格の形成に大きく関わる大切な仕事だと思っています。その割には、給料が低いのではないかという思いもあります。
保育士を仕事としてずっと続けたくても、給料が少ないのでなかなか続かないということもあります。
最近では男性保育士もメジャーになってきましたが、結婚して家族を養うことができる給料ではないので、積極的に保育士になる男性は少ないようです。
女性でも、保育士の資格を持っていながら、給料があまりよくないということで保育士にならずに、資格を生かしていない人も多く見られます。
このような状況を改善できれば、保育士のなり手が増えて、待機児童の問題の解決の糸口が見えるかもしれないと思います。

公立保育園と認可外保育園の保育士の給料格差問題

公立保育園と無認可保育園の保育士の給料格差問題

保育園には、いくつか種類があります。公立保育園、私立保育園、認可保育園、認可外保育園などがあります。
子どもを預かるという点では同じですが、運営している主体が異なるため、保育士の給料や福利厚生も異なっています

公立保育園で働く保育士の給料

公立保育園は、国や自治体が運営しています。国が定めた保育所設置基準を満たしています。設備や遊具はもちろん、保育士の人数なども基準を満たしています。
給料体系もしっかりとしており、確保されています。未払いになることもないですし、ボーナスもあることが多いです。
福利厚生もきちんと示されており、保険制度有休もきちんとあります。

認可外保育園で働く保育士の給料

認可外保育園は、運営主体が民間企業や個人であることが多いです。国が基準に示している保育所の設置基準を満たしていません。
認可外保育園は自由な運営ができ、保護者のニーズに対応して運営することもできます。
その一方で、施設の設備で危険な個所があったり、遊具が必要な数に足りていないこともあります。
保育料は、公立保育園よりも割高であることがほとんどです。その一方で、保育士の給料が安く抑えられている園も多いです
給料も自由に設定できるので、多くの場合は、一般的な公立保育園よりも数万円ほど安くなっています。ボーナスの有無は、保育園によって異なります。

給料格差について

昨今、保育園に入りたくても入れない待機児童が増えてきています。国が示している指針に沿った保育園を増やすのは、なかなか難しいことです。そのため、無認可保育所が増えています。
同じ保育の仕事を行っているにも関わらず、保育士の間で給料に格差があるのは、あまりいいことではありません。
今後考えていかないといけない問題だと言えます。

保育士派遣なら公立並みの給料も

認可外保育園で正社員として働く保育士の給料は非常に少ないです。おまけに残業も多く、割に合わないといった悲鳴が多い。そこでおすすめな働き方が派遣社員です。
派遣社員は時給制のため、働いた分だけ自分の給料に反映されます。なので、残業しても100%残業代として給料に含まれます。そして何と言っても時給1,500円といった求人も少なくありません。1日8時間勤務、月20日出勤であれば、月収24万円。さらに残業代がつけば月30万円も夢じゃありません。

登録すべき派遣会社は「保育士派遣会社のおすすめ」で見つけると良いでしょう。紹介可能求人数の多さ、時給の高さ、福利厚生の充実度合いなど、希望条件にあった会社を選んでください。

発達障害の園児を受け入れない保育園や保育士たち

発達障害の園児を受け入れない保育園や保育士たち

保育園には、いろいろな園児が在籍しています。その中には障害を持った園児もいます。
大きな障害であれば、専門の施設に預けられることが多いですが、軽い障害なら保育園に預けることもできます。
保育園や保育士はどのように対応しているのでしょうか。

発達障害の子どもへの対応の仕方を知らない保育士が多い?

保育士として働くためには、保育士の資格を取得する必要があります。資格を取得する時には、障害を持った子どものことも勉強しますし、そういった施設に実習に行くこともあります。
ですが、実際に保育現場で働きだすと、対応がよく分からなくなる保育士が多いです。
いくら勉強や実習をしていても、保育現場では自分が主体となって動かなければなりません。そのため、経験がないとうまく対応ができなくなってしまうのです。
具体的には、発達障害アスペルガー症候群自閉症パニック障害の子どもが入園してくることがあります。
経験のない保育士だけでは対応できないので、加配の保育士をつけたり、ベテランの保育士が担当になるように工夫している保育園が多いです。

身体障害児を受け入れない保育園もある

保育園の中には、身体障害児は受け入れないという園もあります。
身体障害児を受け入れるには、園の設備を整える必要があります。バリアフリーにしたり、各部屋やトイレなどの表示を大きく分かりやすいものにしたり、他にもいろいろと環境を整えなければなりません。
そうするにはお金や人員も必要ですので、そこまでできない保育園は、身体障害者の受け入れを拒否することもあります。
また、障害の程度にもよりますが、身体障害の園児に常に保育士がついてフォローをした方が安全なこともあります。そうなると人件費がかさんでしまいます。
そういった環境を整備できず、何かあっても責任がとれないという保育園は、受け入れを拒否せざるを得なくなってしまうのです

保育園でのお弁当は廃止して給食に統一すべきか?

保育園でのお弁当は廃止して給食に統一すべきか?

保育園のお昼ご飯はどうなっているのでしょうか。
毎日給食が出るという園もあれば、お弁当という園もあるでしょう。または、週に何日かは給食で、あとはお弁当という園もあるかもしれませんね。
昨今、保育園でのお弁当は廃止した方がいいのではないか?という声もあります。それはどうしてでしょうか。

家庭によって質の差が生まれてしまう

冷凍食品はダメと決まっている園もありますが、基本的には、お弁当に何を入れるかは特に制約はなく、各家庭で自由に決められる園が多いです。
どんなおかずを何品入れるかは自由なので、格差が生まれてしまいます。
ある子どものお弁当は、手作りのおかずが何品も入っているけれど、ある子どものお弁当はおかずは1品や2品だけということもあります。
極端な例では、コンビニの弁当サンドイッチのみ、という家庭もあるようです。
これではお弁当によって子どもの中で差別意識が生まれてしまいかねません。
「○○ちゃんのお弁当はいつも変!」などと言われてしまい、そこから意地悪につながってしまうこともあります。
また、丁寧なお母さんは、子どもの好きなキャラクターの形を思わせる、とても手の込んだキャラ弁を作っていることもあります。
もちろん子どもは嬉しいですが、そうでない子供は、何故自分のお母さんはこのような弁当を作ってくれないのだろうか、と不満に思ってしまうこともあります。

冷凍食品や加工食品ばかりで栄養価が低いお弁当もある

保育園に来ている子どもの親は働いているので、忙しいことが多いですが、毎日冷凍食品だけのお弁当や、コンビニやスーパーで買ったお弁当や、総菜ばかりが入っているお弁当もあります。
これでは、栄養価が低いですし、食品添加物も気になるところです。
子どもの成長には良質な栄養が必要不可欠です。このようなお弁当を毎日食べることは、いいこととは言えません。
このような事態を避けるためにも、保育園ではお弁当は廃止して給食にした方がいいと言えます。

保育園の縦割り保育のメリットとデメリットとは?

保育園の縦割り保育のメリットとデメリットとは?

保育園のクラス編成は、同じ学年の子どもを集めたクラスであることがほとんどです。
でも、中には縦割り保育を行っている保育園もあります。また、一時的に縦割り保育をする保育園もあります。
縦割り保育のメリットやデメリットはどのようなことがあるのでしょうか。

縦割り保育のメリット

縦割り保育のメリットとしては、違う学年の子どもが一緒に活動することで、様々な刺激を受けることができることです
学年の小さな子どもは、大きな学年の子どもを見て、遊びや友達との接し方を学びます。高度な遊びをマネすることによって、手先が器用になりますし遊びのルールを覚えることができます
大きな学年の子どもは、自然に小さな子どもの世話をするようになります。同じ学年の子どもの中では経験できない、頼られるという感覚を味わうことができ、成長することができます。
また、一人っ子の子どもにとっては、いろいろな学年の子どもと触れ合う機会はとても貴重なものになります。
保育士としては、大きな学年の子どもが少しは世話をしてくれるので、全体に目が届きやすいというメリットがあります。

縦割り保育のデメリット

縦割り保育のデメリットは、学年によって能力に差があることで活動に制限がかかってしまうことです
同じ活動をするにしても、みんなができるレベルに合わす必要がでてきます。そのため、大きな学年の子どもには物足りない活動になってしまうこともあります。
また、大きな学年の子どもは小さな学年の子どもに比べて力も強く知恵もあるので、おもちゃや絵本などの取り合いの時に、小さな学年の子どもは不利になってしまいます
また、ケンカが起こった時に手加減ができずに、大きな学年の子どもが小さな学年の子どもに大けがを負わせてしまうこともあります。
保育士側からずると、ひとつの活動をする時に、学年によってフォローすることが違ってくるので、クラス全体をまとめるのが大変になることがあります。

クレームから保育士を守るのは園長の役割です

クレームから保育士を守るのは園長の役割です

保育園の保護者の中には、保育園やクラス担任に不満を抱えている人も一定数はいます。その理由は、自分の子どもへの対応の不満だったりクラス運営に対する不満だったりします。

クラス担任の保育士に直接苦情を言う保護者はあまりいない?

不満を抱えた保護者の人たちがクラス担任に直接苦情を言うことはあまりないかもしれません。様子を見て、許容できる範囲のことなら苦情を言わずに見過ごす保護者もいるでしょう。
保護者が何か伝えたいと思ったときに、まずは他のクラスのベテランの先生や、園長先生に苦情を言うことが多いです。
園長は保護者からの苦情を聞いたら、状況の説明や場合によっては謝罪をしなければならないこともあります。
でも、保護者の勝手な言い分だと思われることに対しては、毅然とした態度をとらなければいけません
また、苦情の内容を全て担当の保育士に伝えてしまうのは避けた方がいいです。伝えないといけないことだけを伝え、あとは、クラス運営の指導という形で処理するべきです。

園長は行政の言いなりになるだけではいけない

保育園を管轄しているのは行政ですから、園長は行政の指導に従う必要はあります。でも、そのことばかりに集中せずに、優秀な保育士を育てることも仕事の一つです。
保育士への指導はもちろんですが、保護者のクレームからも守らなければいけません
もしも保育士が直接保護者から苦情を言われたと相談してきたら、どのようなことを言われたのか、それに対してどのように説明したのか、どのような保育をしていたのか、ということを丁寧に聞いてください。
そして、その保護者に対して園長からも説明をしてフォローするという姿勢が大切になります。そうすることで、保護者は理不尽な苦情を言いにくくなるという効果もあります。

ケガは本当に悪なのか?保育園での子どものケガについて

ケガは本当に悪なのか?保育園での子どものケガについて

保育園で過ごしていると子どもがケガをすることもあります。遊んでいるときに自分で転んでしまったり、友達と言いあいになって手が出てしまってケガをしたりすることもあります。

ケガをしないようにするのは難しい?

例えば、大型の遊具があったとします。子どもが楽しんで遊ぶことができ、ジャングルジムや上り棒などもついていて、体力の向上にもいい遊具です。
でも、高いところから手を滑らせて落ちてしまったら、ケガをしてしまいますよね。
でも、そのためにこの遊具を撤去してしまうのはもったいないことです。子どもはケガをして学ぶこともあるからです
手を滑らせて落ちてしまったのなら、今度からはしっかり握るようにしようと学習します。また、落ちそうなところでは慎重に行動しようとするでしょう。
遊んでいる時には、多かれ少なかれケガはつきものです。危険だからと言って、けがをしないように行動を制限すると、子どもは学ぶことができません。
危険なことが分からずに、いつか大けがをしてしまうかもしれませんね

子どもがケガをしてしまったら

保育園での子どものケガは、とてもデリケートな問題です。保護者としては、どういう状況でなぜケガをしたのかが知りたいのです。
走っていて自分で転んでしまったのか、友達とけんかをしてケガをしてしまったのか、保育士はきちんと説明できなければいけません。
友達とのトラブルでケガをしてしまった場合は、相手の友達にも謝罪をしないといけないこともあります。
保育士は、けんかをしているときに手がでないようにみていなければなりません。
子どもが保育園でケガをしてしまったら、保育士は保護者に状況を説明をして謝罪をすることになります。
でも、過度な謝罪は必要ありません。あまり過度に謝罪をすると、逆に何か隠しているのではないかと、余計な勘ぐりをされることもあります。

保育園にライブカメラは必要なのか?

保育園にライブカメラは必要なのか?

子どもを保育園に預けていれば、子どもが毎日どんな様子で過ごしているのか気になりますよね。
特に子どもが朝離れる時に泣いていたり、体調がいまいちだったりした時など、その後元気に遊べたのか気になるものです。
そんな時に、保育園にライブカメラがあったらいいのにと思うことはありませんか。

保護者が見るのは最初だけ?

仮にライブカメラがあったとして、それを逐一チェックするのは初めのうちだけかもしれません。
カメラがついたばかりの時には物珍しさで見るかもしれませんが、しばらくすると存在を忘れてほとんど見なくなってしまうのではないでしょうか
もちろん、子どもが友達とうまく遊べているのか気になる時には、様子が見ることができるのは安心できます。
でも、もしうまく遊べてない場面を見てしまうと、必要以上に気になってしまうのではないでしょうか。
子どもに任せていても大丈夫なことまで、親が過剰に心配してしまうのは、子どもにとっていいことではありません。カメラがあると、嫌でも気になってしまうということが起こります。

保育士も仕事がやり辛い?

保育士としても、常に保護者に見られていると思うと、本来の保育ができなくなることがあります
保護者の目を気にしてしまうので、できるだけよく思われるように、必要な場面でも叱らなくなったり対応が甘くなったりすることがあります。
保育士はそれぞれ、子どもへの対応の仕方が異なります。それが子どもにとっていいのです。
とても厳しい保育士がいれば、優しい保育士もいて、子どもたちは大人への対応の仕方を学んでいきます。
でも、カメラで見られていると思うと、保育士に対して、「あの先生は優しいのに、あの先生はとても厳しい」などと思われ、クレームにつながることもあります。
そのような事態にならないためにも、カメラはあまり好ましくないと言えます。

仕事を求めて地方から上京する保育士が増えています

仕事を求めて地方から上京する保育士が増えています

地方の大学や短大で保育士の資格を取得した後に、上京して就職する人が増えています。なぜこのようなことが起こっているのでしょうか。

地方には求人がない?

保育園で働こうとしても、地方ではなかなか仕事が見つからないこともあります
都市部のように人口が多くないので、入園してくる園児も少なく常に定員割れしている保育園も珍しくありません。
仕事が見つかっても、保育園自体が少ないために職員の募集人数も少なく、一度求人が出ると応募者が殺到するので求人倍率は高くなります。
また、辞める職員の数が少なくて、ほとんど求人が出ないこともあります。
そのため、せっかく勉強して資格を取得しても働くことができないのです。地方には保育士資格を持て余している人が多いと言えます。

上京すれば仕事がある?

そのため、地方から上京して保育士として働く人が増えています。東京は人口が多く、働くお母さんも多いです。保育園の数も多くて保育士が足りていないという状況があります。
また、東京には地方にはない保育園の形態があります。24時間子どもを預かっている保育園や、最先端の教育を取り入れて特色を出している保育園もあります。
それらの園に触れて視野を広げることもできます。
勤務時間帯も保育園によって異なるので、自分の都合のいい時間に働ける保育園に就職することも可能ですし、保育方針で保育園を選ぶこともできます。
最近では、家賃補助がある保育園もできて、より地方から上京しやすくなりました。
また、東京の街は刺激が多くて楽しいので、自分の好きな生活をしながら働くこともできます。これも、上京する人が増えている理由の一つです。
ただ、東京は家賃や物価が高いので、節約して生活する必要はあります

保育園の園長先生に求められるスキルって?

保育園の園長に求められるスキルって?

保育園には、園長先生がいます。園長先生とは、園の職員の中で一番立場が上の先生で、園の代表になる存在です。
園長先生には、どのようなスキルが求められるのでしょうか?

保育の知識

園長先生は、直接担任を受け持つことはあまりありません。ですが、それぞれのクラスで何か問題が起きた時や、加配の先生が必要になった時などにクラスに入ることもあります。
その時には、保育のスキルが求められます。園長先生は、たいていは何年も先生を経験している人が多いので、その経験を生かすことになります。

保護者への対応能力

保護者とのコミュニケーション能力も求められます。保護者の中にはクラスの子どもや、保育士に対して不満を持っている人もいます。
その場合、直接担任の先生に言わずに、園長先生に言う保護者もいます。その場合、保護者の言い分を聞きながら、園の方針も伝えるということになります。
うまくしないと、保護者との間に溝ができてしまうので、コミュニケーション能力が問われるのです。
普段から保護者とあいさつをしたり、時には世間話をしたりしていると、言いにくいことでもお互い言い合えることもあります。

職員をまとめる力

園長先生には、職員をまとめる能力も必要とされます。園長先生は園の職員の一番上の立場になるので、職員からの相談も受けることがあります。
その内容は保育に関することもありますが、職員同士の人間関係の悩みであることもあります。相談の中には、園長先生が介入しないと解決しないような問題もあります。
その時に、園の職員がいい方にまとまるように、言うことを聞いてもらわないといけません。
そのためには、普段から職員とコミュニケーションをとって、信頼関係を築いておかないといけません。